SEAT BELT AND TIRE TUBE



SEAT BELT & TIRE TUBE


シートベルトは命を守る役割を持つ事から最高の耐久性を持ち、引張強度は約2t〜3tにもなり、世界最強クラスの化学繊維となります。またタイヤチューブは膨大な距離を走破する耐摩耗性、ラバー特有の完全撥水性の2つを持ち合わせ、どちらも機能に優れた素材です。

艷やかでありながら嫌味のない光沢感でシャープな印象を抱かせるシートベルトデザインと何万kmと走ってきた事で出来上がった1点1点異なる表情で、重厚感とスポーティさを提供するタイヤチューブデザイン。いずれも環境デザインの知性的なコンセプトを活かし、都会的なデザインへと仕上げる事で特にビジネスシーンにおいて他にない高いインテリジェンス性をユーザーに提供します。



































シートベルトは同じように見えて、実は非常に微妙な違いがありあす。例えば、織り目の種類だけでも様々な織り方があり、またシートベルトに用いる「化学繊維の糸」にも膨大な種類があります。回収後はまずこれらの仕分けからスタートし、慎重に1本1本を見極めレイヤーを組んでいきます。

タイヤチューブはタイヤの口径に合わせてサイズは多数あり、またタイヤチューブ毎によって異なるデザイン、厚み、状態となるのでデザインは常に変化があります。

どちらの縫製工程も通常のバッグより複雑となる為、大量生産での提供は難しく、ハンドメイドで1点1点仕上げていきます。






















自動車産業は産業の中でも最も資源を使用し、規模も比類なき大きさとなる為産業廃棄物及び未利用資源の廃棄の量も比例して膨大となります。MODECO発信の地、名古屋市ではTOYOTAを始め、自動車産業が盛んである事からこれらの廃材は必然的に多くなり、可能性を秘めた素材が多数眠っています。この中でもシートベルトは「命を守る」役割を果たせない=品質基準を満たさないシートベルトも発生する事もあり、また生産量が膨大である事から未利用の端材も膨大に廃棄となります。世界には有能な素材であるにも関わらず、利用用途を終えた若しくは見い出せない事で無駄となる資源は多数眠っており、特に自動車に起用されるこれら2つの素材は代表的な一例と言えます。