「BOROの美学＠神戸ファッション美術館」
2016年1月23日（土）より日本の唯一のファッションにおける国公立美術館
「神戸ファッション美術館」で「BOROの美学」が開催されました。
江戸時代から何代にも渡り、青森の山村、農村、漁村で使われて来た「ぼろ」
と呼ばれる衣服や布類が多数存在します。これらは全て半世紀にも渡り、民俗
学者、民族民具研究家として個人で研究され続けた故・田中忠三郎氏が残したコレクションとなります。
資源が乏しかった時代、人の一生はおろか、何代にも渡り布を再生し、
継ぎ当てを重ねられたボロ着物は今や「BORO」として世界共通語となるほど
アート・テキスタイルデザインの分野で高く評価され、その姿はまさに
「布のエコロジーアートの極致」とも言えるデザインです。
この度このBOROにインスパイアを受けた現代作家と共に、精神を継承する
ブランドとしてお招き頂き、館入口及び出口にMODECOの作品が展示される
事となりました。
ファッション文脈において高い評価を頂けた事を心より感謝申し上げると共に
多くの方々にエコロジーの過去と今をご覧頂けると幸いです。
「BOROの美学」
会期：2016年１月23日（土）〜4月10日（日）
場所：神戸ファッション美術館
http://www.fashionmuseum.or.jp/