FLOORING



FLOORING


始まりは2008年。大手インテリア会社 株式会社サンゲツとの出会いまで遡ります。フローリングは顧客の希望に合わせて「カット売り」をします。この過程の中で最終的に「フローリングとして使用不可能な長さ」となる端材が生まれ、これらは未利用の内に廃棄処分となります。端材と言っても幅2m近くある巨大な端材となるので、その廃棄量も必然的に膨大となり非常に有能な素材であるにも関わらず、一義的な目的しか有しない素材であるが故に廃棄となってしまいます。これらの解消と可能性を探る為に、株式会社サンゲツと連携を始め、有効活用の手段を模索し生まれたデザインです。


































木目を中心とした表情は非常にユニークなデザインがFlooring bagの大きな魅力の1つです。遊び心がとても強く、いずれも他では得られない独創的な表情を持ちます。強度は他の素材と比較にならない程強く、特に表面強度は靴で踏んでも傷つかず、完全撥水なので、雨にも強く、汚れも付きにくく、手入れは非常に簡単です。

また廃棄、回収する都度、デザインは変わる為、どんなデザインと出会えるか分からない非常に限定性が高いデザインで、1デザインにつき生産可能な本数は極僅かです。





















フローリングはその機能上、火事になっても燃えないように、非常に高い難燃性を持つ為、廃棄処分が難しい素材です。その為リサイクルや廃棄に膨大なコストが掛かります。企業側では出来る限り最後まで使い切りを目指している一方で、定量的に端材は生まれてしまい、フローリングだけでの活用ではその使用用途に限界があります。MODECOではこれらの端材に新しい可能性を導くべく、デザインを続けております。廃棄対象となる素材の全量解決に至るには、まだまだ先は長いですが、着実に1つずつ作り込み、展開を進めております。